■「身に余るチャンスをいただき、私なりに必死に映画に寄り添おうとしていたつもりが、気づけばこの映画が、そして『lullaby』が私に寄り添ってくれていました」(由薫)
6月17日公開予定の映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の主題歌に、シンガーソングライターの由薫が歌う「lullaby」が決定した。
『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は、ディーン・フジオカと岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が演じる“顔面最強、内面最狂”のバディが繰り広げる物語が話題となった、2019年放送のフジテレビ系月9ドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』の劇場版。
本映画の主題歌に異例の大抜擢となった新人の由薫は、2000年生まれで沖縄出身の次世代アーティスト。幼少期にアメリカ、スイスで過ごした経験があり、英語と日本語をマルチに操るバイリンガルでもある。
テイラー・スウィフトをはじめとする国内外の“シンガーソングライター”の存在をきっかけに、15歳で初めてギターを手にし、17歳でオリジナル楽曲の制作を開始。現在は日本でインディーズとして活動をしている。
そんな由薫によって生み出される音楽は、アコースティックなものからロックテイストな楽曲まで、ジャンルは多岐にわたり、経験からくるグローバルなセンスも魅力のひとつだ。
主題歌は、映画のメガホンを取った西谷弘監督が「ある登場人物の心の叫びを描くレクイエムのような主題歌を」というイメージのもと、楽曲制作をONE OK ROCKのToruに依頼。現在も都内のライブハウスを中心に音楽活動をしている由薫の癒しの歌声に、Toru、西谷監督、そして映画プロデューサーが惚れ込み、今回の起用が決定した。
Toruが楽曲プロデュースを担当し、作詞には由薫も名を連ねている主題歌「lullaby」は、映画の登場人物の心情の想像を掻き立てて、切なさとともになんとも表現し難い感情に見る者を誘うナンバー。
楽曲全体を通して、まるで心臓の鼓動のように響きながら刻まれるリズムは、物語の展開への緊張感をよりいっそう感じさせ、壮大に鳴り響くロックテイストなメロディに由薫の透明感に溢れた瑞々しい歌声が加わり、聴く人の心を震わせる楽曲に仕上がっている。
主題歌「lullaby」が使用された映画の最新予告映像も公開された。
そして、由薫はこの曲で6月にユニバーサルミュージックからメジャーデビューすることも決定した。
■由薫 コメント
身に余るチャンスをいただき、私なりに必死に映画に寄り添おうとしていたつもりが、気づけばこの映画が、そして『lullaby』が私に寄り添ってくれていました。大切なこの曲が、飛び立って、必ず皆さんに届きますように。■Toru(ONE OK ROCK)コメント
人間の根底にある強く生きたいという気持ち、離れることのない絆や魂、この映画の作品に寄り添いつつ由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました。
日本からまた1人、新たなシーンを作り出してほしいなと今後も楽しみにしています。■西谷弘監督 コメント
映画音楽の制作に携わり、最初のデモにして胸をドンと突かれたのは初めての経験でした。昨今、より複雑で難解な楽曲が流行る中、届いたのは力強くも繊細なストレート。それ故に高いクオリティが求められた曲が心に響いたのです。ネタバレにもなるので多くは語れませんが、オーダーは一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました。対して音楽家は“ララバイ”と応えてくれました。ラストシーンを観てもらえればわかると思いますが、音楽家は監督以上に人間を捉え、人の絆にも輪郭を与え、登場人物の心を解放してくれたのです。Toruさん、由薫さん、スクリーンに切なくも愛しい息吹きを注ぎ込んでいただき心から感謝しております。
リリース情報
2022年6月発売予定
SINGLE「lullaby」
映画情報
『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
2022年6月17日公開
監督:西谷弘
音楽:菅野祐悟
脚本:東山狭
原案:アーサー・コナン・ドイル『バスカヴィル家の犬』
出演:ディーン・フジオカ、岩田剛典
新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦、西村まさ彦
山田真歩/佐々木蔵之介・小泉孝太郎・稲森いずみ 椎名桔平
(c)2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会
由薫 OFFICIAL SITE
https://yu-ka.jp/