■「僕たちももっとかっこよくなって、みなさんが胸をはってKing & Princeのファンって言えるように頑張ります」(平野紫耀)
King & Princeの全国4都市を巡る4大ドームツアー『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』の東京ドーム公演初日が4月16日よりスタートした。
彼らのCDデビュー曲「シンデレラガール」から最新曲「Lovin’ you」や、「踊るように人生を。」などのシングル楽曲をすべて披露するなど、大いに会場を盛り上げた。
本編MCコーナーでは、待望の4th ALBUM『Made in』が6月29日に発売されることがティザー映像で発表された。
“Made in” JAPAN、“Made in” Johnny’s、“Made in” King & Prince…など、それぞれのルーツを大切にしながら、King & Princeが “今 目の前にいる人を幸せにする”ために、 “今King & Princeができること”をコンセプトにしたアルバムとなる。
「恋降る月夜に君想ふ」「Lovin‘ you」「踊るように人生を。」を含む全16曲(通常盤は全17曲)を収録した作品となっている。楽しみに待とう。
【『King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜』4月16日 東京ドーム公演 ライブレポート】
King & Prince初の4大ドームツアー公演『King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜』の東京公演が、4月16日に東京ドームで幕を開けた。彼らにとってデビュー当初からの目標だったドームでのライブとあって、メンバーの気合いは十分。
彼らのジャニーズJr.時代のグループ名“Mr.King vs Mr.Prince”にちなんだツアータイトル“〜Mr.”のロゴデザインは髙橋海人が担当。
衣装のディレクションは永瀬廉が担当し、平野紫耀は髙橋海人とともに振付を担当、岸優太はおふざけコーナーのプロデュース。そして演出は今回も神宮寺勇太が担当と、メンバー全員の思いがこもったカタチでこの日を迎えた。
その幕開けは、ゴージャスでロマンチックなものとなった。豪華な王子様衣装を身にまとったKing & Princeが、神宮寺命名の時計型巨大観覧車“タイムービング(タイム+ムービングステージ)に乗って登場。「恋降る月夜に君想ふ」を歌いながら、ファンであるティアラとの再会に笑顔を咲かせる。
タイムービングに乗ってサブステージまで移動すると、「やっと会えたね、みんな!」と髙橋。「koi-wazurai」などのキラキラソングから、ダンスで魅せる「Freak out」など次々と披露していく。
今回のライブは、グループの原点から今のKing & Princeまでの軌跡をブロックに分けながら見せていく演出。
最新曲「踊るように人生を。」で始まった次のブロックは、劇場の雰囲気でショーアップされたパフォーマンスを繰り広げる。「Funk it up」での階段を使った立体的なフォーメーションダンスも印象的だ。
ファンのペンライトの揺れが一層激しくなったのは、ジャニーズJr.時代からの人気曲「Bounce To Night」から始まるブロック。当時の衣装で登場したKing & Princeが、「Hello!!!ハルイロ」や「サマー・ステーション」などJr.時代の楽曲を次々と披露し、彼らの原点を今の姿で見せてくれた。
続いてトロッコに乗り込むと、コンサート初披露「Koiは優しくない」や人気曲「Amazing Romance」を歌いながら、ファンとのコミュニケーションを楽しむ。
MCでは、岸が選ぶKing & Princeイケメンランキングで大盛り上がり。ワイワイと揉めながらも1位神宮寺、2位平野、3位岸、4位永瀬、5位髙橋に決定した。
また、4thアルバム『Made in』が6月29日に発売されることを発表。「みんなの前で、東京ドームで発表できるのはうれしいね」とメンバーは感慨深そうにドームの会場を見渡した。
岸プロデュースの「フィジャディバ グラビボ ブラジポテト!」のブロックでは、メンバーをMr.キュンキュン劇場の劇団員に見立てたお遊びタイム。
「引っ越したての彼氏の家でお茶こぼしちゃった彼女へ」というお題で、平野は「全然大丈夫だよ。逆にいつも僕もこぼしちゃってごめんね…君への愛」、永瀬は「大丈夫? 濡れてない? でもよかった。引っ越してきてさっそく思い出できたね」と本気の胸キュンゼリフ。
しかし短パンにジャケットの神宮寺、ハンバーガーコスプレの髙橋が登場してからはおふざけ全開に。その楽しいテンションのまま「フィジャディバ グラビボ ブラジポテト!」へ。
デビュー曲「シンデレラガール」は、ムービングステージの上から披露。
最終ブロックは、「Magic Touch」「Namae Oshiete」のマッシュアップ、平野と髙橋が振付を担当した「NANANA」と、彼らが磨き上げたダンスを一気に披露。55,000人の視線を釘づけにした。
本編最後のあいさつでは、「今回のライブは、いろんな方に僕たちがどういう曲をやってきたか、どんなことをやってきたか少しでも伝わればいいなと思って作りました。Mr.King vs Mr.Princeのときに一度ドームに来させてもらったんですけど、その時にまさかこのタイミングでドームやらせてもらえるなんて考えもしなかったです。そんな考えもしなかったことを叶えられたのはみなさんのおかげです。皆さんのおかげでこうやって一つ夢が叶いました。もっともっと叶えたい夢もあるのでこれからもよろしくお願いします」(神宮寺)。
「みんなから普段もらってる愛をちゃんと返せるように、メンバーみんなで考えて、みんなで挑んだステージです。本当にこの瞬間が楽しみで、始まってから今まで、みんなの強いエネルギーを感じて、キンプリファミリー強いなって思いました。これからもいろんな景色をみんなで見たいので、幸せになりにきてください」(髙橋)。
「僕ら、デビュー当時からいつかKing & Princeでドームライブがしたいと言ってたんですけど、こんなに早く夢が叶ったのは、みなさんがすごくすごく心を込めて僕らに接してくださったり、応援してくださってるからです。今日、改めて感じました。この幸せな時間、幸せな空間をジャニーさんも見てくれてるのかなと思うと懐かしい気持ちにもなるし、改めてみなさんにもジャニーさんにも、King & Princeはすごいなって思わせられるような音楽を作っていかないとなと思います。またみなさんと笑い合って、楽しかったねって言える時間をたくさん作っていきたいと思います」(永瀬)。
「ずっと夢見てたドーム公演、気持ちよかったなんてもんじゃないですね。その言葉じゃ片付けられないです…ド気持ちよかったですね!こうしてドーム公演ができたのは当たり前じゃないので、すべての方に感謝したいと思います。毎回毎回、当たり前じゃないことを噛み締めて、幸せに人生を送りたいなと思います」(岸)。
「ドーム公演が始まる前は、実は僕たちものすごく不安だったんですよ。まだ早いんじゃないかとか、一番奥のみなさんまで僕たちの思いが届くのかなとか、表現力足りてるのかなとか。みなさん、僕たちの思い届きましたか? 本当にみんなに思いが届いていたのであれば、こんなに素敵な景色を見せてくれたみなさんにもスタッフさんに、そしてメンバーに本当に感謝しています。でも僕は、今日だけでは満足しません。こんな素敵な景色があるなら、もっと素敵な景色があると思います。それを、僕たちKing & Princeとティアラのみんなで見にいきたいと思ってるので、みなさん、これからもどうぞ僕たちのことを応援してください。僕たちももっとかっこよくなって、みなさんが胸をはってKing & Princeのファンって言えるように頑張ります」(平野)と、それぞれにドーム公演への感謝と思いを伝えた。
本編最後は再び“タイムービング”に乗り込みファンへの愛を伝える「King & Prince, Queen & Princess」を美しいハーモニーで熱唱。さらにアンコールまで、彼らの軌跡、色とりどりのKing & Princeの姿をファンに届けて幸せな時間に幕を閉じた。
『King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜』は、4月2日に福岡PayPayドームからスタートし、大阪、東京、愛知と4都市をめぐり、全10公演 合計46万人を動員。
東京公演は、4月16日 〜18日の3日間開催され、1日あたり55,000人を動員する。
TEXT BY 加治屋真美
リリース情報
2022.06.29 ON SALE
ALBUM「Made in」
King & Prince OFFICIAL WEBSITE
https://www.universal-music.co.jp/king-and-prince/
https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=41