■「最終公演へようこそ! 今日は、みんなのマスクの中を笑顔にして帰らせることを誓います!」(Shuta Sueyoshi)
昨年TikTokで「HACK」がバズり、テレビの情報番組でも「HACK現象」として取り上げられ大きな話題を呼んだShuta Sueyoshi(末吉秀太)。
2020年2月に発売されたアルバム『pret-a-porter』(pretのeはサーカムフレックス、aはグレイブアクセント付きが正式表記)を提げてのツアー『Shuta Sueyoshi LIVE TOUR 2020 -pret-a-porter-』は、本来、昨年開催予定であったが、コロナ渦で今年に振り替えられ、5月より名古屋、大阪、神奈川にて開催。そして、7月25日にファイナル公演がパシフィコ横浜にて行われた。
緊急事態宣言下のなか、ファンが集結。開演前から会場は期待と熱気に包まれた。
オープニング映像が流れいよいよ本人が登場。「FREE YOUR MIND」を華麗なるダンスで披露し、ライブがスタートした。続く「With Me」「Let it ride」「I’M YOUR OWNER」とダンス系曲のオンパレードで息つく暇もない圧巻のパフォーマンスで、会場をヒートアップさせていく。
最初のMCでは「最終公演へようこそ! 今日は、みんなのマスクの中を笑顔にして帰らせることを誓います!」と、ついにツアーファイナルを迎えた喜びを語った。
中盤戦は「Run Away」「Sad Story」「Draw the Line」と徐々に、スローテンポな曲調で唯一無二の秀太ワールドにファンを誘っていく。今ツアーでは、「コロナ渦だけど、ファンと交流し笑顔にさせたい!」という本人の強い思いから自ら企画を提案し、会場内で本人とファン一人ひとりがSNSを使って「チャット」し合い、絆を深め合った。
また、ファンと一緒に盛り上がれるようにと、手拍子のレクチャー解説をし「FLAT」では会場がファンの手拍子で包み込まれた。アルバム『pret-a-porter』のリード曲「SO-RE-NA」から、ヒット曲「HACK」と続き、ファンのボルテージも最高潮に。
最後のMCではファンに、改めて感謝の気持ちとともに「みんなの思いはいつか必ずかなう」と伝え、ラスト曲「KANAU」で会場全体がハートフルな温かさのなか、幕を閉じた。
多彩な音楽性と、真っ直ぐでひなむきな情熱で演出面に徹底的にこだわり、何よりも「ファンを想う」愛を感じさせたShuta Sueyoshiの今後にさらに注目だ。
Shuta Sueyoshi OFFICIAL SITE
http://avex.jp/ss/